ありがとう!全国ご当地バーガー日本一!ラッキーピエロ函館

CHINESE ENGLISH 函館観光 100万ドルの夜景

会社案内(ラッキーピエロとは?)

2000年 環境にやさしいお店認定

2006年 北海道ゼロ・エミ大賞受賞

2007年 環境大臣優秀賞受賞

2006年 北のめぐみ愛食レストラン認定

2007年 一村一品優秀賞受賞

2008年 北海道ホクレン夢大賞優秀賞受賞

2015年 トリップアドバイザーエクセレンス認証受賞

2017年 中国Ctrip Gourmet List 受賞

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王 一郎(ラッキーピエログループ会長) INTERVIEW

-オープンまでの経緯を聞かせて下さい-

最初はホットドックがいいんじゃないかって思っていたんです。そしたらホットドックは細長いから特長が出しづらかったんです。知り合いの人にハンバーガー はどうかと言われて。ハンバーガーは日本で言うラーメン屋みたいなものだから、私がアメリカに行ったらハンバーガーを食べるに本場では美味しくて並んでい る。それが引き金になりましたね。日本人向けのハンバーガーショップを作ればいい、そしたら幾らでも特徴を出しやすい。それでハンバーガーに挑戦したんで す。我々のハンバーガーはどうあるべきかと、世界中食べ歩きをしました。

-中華的なのが特徴的ですね。-

以前千葉のほうで中華料理のお店をやっていたことがありました。私が中華料理の経験があるということで、中華の美味しさを取り入れたメニューを商品にしょうと思いました。私どもの一番の商品はチャイニーズチキンバーガー。中華の技法を取り入れた中華味なんです。

-話題になったのはいつ頃だったんですか?-

ー番最初に火が付いたのは、ライダーさん達の間でクチコミで広がって集まるようになってくれたんです。彼らはノートなんかに書<んですね。私たちに はわかりませんでしたから、どうしてこんなにライダーさん達がたくさんいるの?って(笑)。夏になったら何台も停めて道路をふさいでしまう位でしたから。 それからマスコミさんに取り上げていただいて、観光客や地元の人にも来ていただけるようになりました。函館っ子や卒業した学生さん達が、札幌や東京に 行<と故郷の味ということで自慢してくれるのが嬉しいですね。

-ラッキーピエロという名前の由来は?-

私が小さい頃、テントのサーカス団が来ていたんです。毎日テントの隙間を見つけてはそこから人って観に行った記憶があります。サーカスが大好きだったの で、ワクワクドキドキするサーカスのようなお店を作りたいと考えていました。それでサーカスの中で主役ではないけれど大事なキャラクターであるピエロとつ けたんですけど、ピエロってなんだか物悲しいイメージもあるので、ラッキーって付け足したんです。幸運ピエロならいいんじゃないかなって。

‐函館で始められたのには理由があったのですか?-

もう住み着いて38年位になりますから、函館っ子と同じだと思うんです。例えば、東京で何番目というより、地方でオンリーワンになることが面白いと思うんですね。そういう意味でも地方で根差していきたいですね。

-地元に対するこだわりはありますか?-

観光客に人気があるだけのお店は成立しません。我々が観光で行くのは地元で本当に美味しくて楽しいから。だから地元の人に拍手喝采してもらえないと、観光 客はいらっしゃらないと思うんです。例えば、イカ踊りバーガーは、函館はイカの街ですから観光客の方がイカを食べたいということで作ったメニューです。 せっかく食べに来てくださるんだから、冷凍ではなくて朝取れたイカを使っていたりとこだわっています。利益は無いですけど、でもお客様が食べたいんです から。

-店舗ごとに全て差別化されていますが、フランチャイズとしては捉えていない?-

そうですね。一店舗一店舗のお店が個性的で、地域のお客様にとても愛されています。例えば、ソフトドリンクの値段にしても学生の多い本町店や松陰店の120円、観光コースのお店はM150円、地域によってこれぐらい変えています。学生街は学生さんにサービスしてあげよう、観光コースは全国から来て いただいて感謝感激150円でいいよねって。そのお店が地域にいかに密着しているか、自分のターゲットのお客様にマッチしているかどうかなんです。お客様 の目的に合わせてそれぞれの個性の店を使ってくださればいいですね。

-それぞれの店舗に設けられているテーマはどこから生まれてくるんですか?-

お店のテーマのアイデアが常に10個位あるんですよ。私が好きなものやみんながニヤっとできるものとか。私自身がまず楽しみたいし、同じも のをお客様にも楽しんでいただけるのが一番だと思うんですね。そのテーマに合わせていつも資料を集めているんですけれど、家の屋根裏部屋は資料だらけ (笑)。例えば、エンジェルの五稜郭公園前店は、前のクリントン大統領の奥様がエンジェルのブローチを使っていて世界中でエンジェルブームだったんです。 その頃サンタのグッズを集めていたんですけれけど、そのついでにエンジェルも集まってきたんですよね,。最近家の中でたった一匹で可哀想なんですが、イン コを放し飼いにしているんですけれど、私は小鳥が好きなので今度は鳥をテーマにしようかなって(笑)。アイデアはいっぱい貯まっているので、立地によって このテーマのお店って決めています。たまに他の企業に先を越されてしまうこともあるけれど、私が作ったらまた違うから。お客様は飢え死にするから食べに来 ているのではなくて、私どものお店が美味しくて楽しいから来ていただけるのだと思っています。だから、帰る時にはもっと幸せになって欲しい、そういうイ メージで仕事をしています。

-フランチャイズには無い個性的なメニューやサービスが魅力です。-

効率化と時間という事で、我々は何となく豊かになったのかなと思う反面、本当にこれでいいんだろうかという不安を持っていると思うんですね。私どもは身体 にいいもの、安全なものを一生懸命選び出して、それを手作りで提供しています。例えば、他のナショナルチェーンさんが単価と時間にこだわるとすれば、私ど もはこだわった味と楽しさですね。THEフトッチョバーガーなんて効率という事を考えたら、3個分のハンバーガーを安く出して、作るのも大変で、わざわざ 鐘を鳴らしてお持ちするという手間隙をかけています。じゃあ、私どもは何を売っているのかと言ったら、それを食べてくださる体験、面白さ、それを周りで見 る可笑しさ、愉快さをお売りしているんです。私どもは、チェーン店部門から考えるとメニューが多すぎるし非効率的です。ですが、私達は常にお客様と美味しい事、楽しいこ事を共に分かち合いたいし、考え願っています。私は美味しさだとか良い仕事というものは、結局愛と愛が重なりあってできるんものだと思うん です。

一人とのつながりを大切にしているのが印象的です。-

私どもの経営理念はお客様主導となっています。お店の中にあるアンケートは毎日100枚~150枚集まるんですけれれど、誉めてくださった方、問題ありって言ってくださった方全て読んでサインしています。売上アップだけではなく、お客様のアドバイスをミーティングの中でものすごく真剣にやっています。つまりお客様がボスだから私どもはお客様に仕えなければならない。現場のスタッフはお客様と接している、そのスタッフ達は一週間に一回お客様がこう言っていま したって私に報告する事になっています。つまり現場で直接言ってくれた事をもとに経営をしていく。私どものお店はお客様が喜び満足する為にあるんです。昔のように物が豊かではなかった時代は会社が決めれたけれども、今はお客様が決める時代。だから私どもは、お客様が喜び満足されるであろうという店作り、食材、サービス等いろんな提案をするけれども、決められるのはお客様だから、自分達の表現で顧客に喜んでいただけているのかを本当にわかっているのかという のを常に認識していないといけない。世の中物が安くはなったんだけれど、昔より何か物足りないように感じて、顧客が安さに価値を見出せなくなっているんです。だから世の中が安くならねばならないという時に、我々は品質向上にもこだわったんです。

-メニューに使われている食材もかなり厳選されていてこだわりが感じられます。-

私どもは顧客の身体に良い物を提供したい。もう17年前からやっています。食材も、その土地の物を使おうと養豚場に行って直接口説きに行くんです。例え ば、私どもは醤油は丸大豆100%遺伝子組換えは無し、防腐剤人っていないのはもちろん、約2.6倍の値段がします。私どものファーストフードでは、高級 料理店よりもどこよりも恐らく函館で一番高い醤油を使っています。私どものお塩はみんなで18人で目隠しをして選ぶんです。どれがどの商品って言わないん ですけれど、全員が同じ物を当てたんです。それが挙がったからその醤油にしようと決めるんです。塩も博多の塩とか赤穂の塩だとか、そういう風にひとつづつ。同じように作るんだけれど、ランクを上げるとちゃんと味も上がるんですから、だから微差は大差なんですよ。私はその微差の積み重ねが大差になると思ってます。よく昔ながらに美味しいですねって言っていただけるんですけれど、私はだいぶん美味しくなったと思っているんですよ(笑)。中身は相当良い 方向に変わってきています。僕は良い物に出会ったらすぐに変えていきますから、昔のラッキーピエロより2倍3倍は美味しくなっていますよ。ですが一番念願 にあるものは、自分の家族に自分の小さな子供の口に入っても安全に美味しい楽しい、その正直なまっすぐな愛情のスタートラインに立っているんですよ。

-スタッフに対してもそのこだわりや姿勢が徹底されていますね。-

スタッフはどうしてあんなに働いているの?って聞かれるんですけれど、そうですか?みんな楽しんで働いているんじゃないですか?って言っているんですけどね。例えば、どうしてこの工場をカリナリー(台所)とつけたかと言うと、お母さん達が自分の家族に食べさせるような商品を作りたかったからです。だから、 スタッフにも私たちは愛情の名人になろうよって言っています。だから一個ずつ作っているんですよ。私どもはオーダーの来た分しか作りません。作りたてのも のをオーダーした分だけ運んでいます。大企業はプレッシャーをかけながらやっていますけれど、我々が頼んでもとてもやってもらえないことをお願いしてやっていただいているんです。他のチェーンさんに全て勝っているかってと言ったら、負けている部分もあります。でも、お客様には全く関係ありませんから。自分の競争相手が良ければそっちに行ってしまう。お客様の満足度はどれくらいというのを、勘ではなくて比較できるようにきちんと数字にして努力はどこまでもし ていきます。

-ボランティア活動も積極的にされています。-

私どもは今ゴミを出さないようにしようと取り組んでいて、来年度は生ゴミを全部無くすのが目標です。お店のほとんどの紙を再生紙を使っています。それから、毎月1日は2時間位広範囲清掃しています。他にも函館の海や五稜郭公園の周りを清掃しています。今ではお客様にも参加していただけているので嬉しいですね。頼まれて講演もさせていただいているんですけれど講演料は盲導犬の育成に寄付しています。あとは、BBAクラブ函館ボーイズビーアンビシャスという 若い経営者達を集めた勉強会も行っています。

-ボランティア活動についてはどのようにとらえているのですか?-

社会貢献、地域貢献などと言う言葉を聞くと、何か日々の自分達の生活範囲からほど遠い事.のように感じてしまいます。ですが、本当はあまりにも身近な当た り前の事実を言っているにすぎないのだと気付きました。私達人間は、水・空気・太陽、並べあげると果てしない自然の恵みと摂理の中に生きています。私達の 衣食住のすべては、その自然の生命を頂いた物が加工されて成り立っているのです。ラッキーピエロの再生紙利用ナプキン・チラシ・おしぼり・レシート紙等々は、自慢以前に当たり前の行為なのです。我が家の中にゴミをポイ捨てする方はいますか?ラッキーピエロの海の清掃、公園周りのゴミ拾い等は、我が家にゴミ を少なく散らかさないと同じ基準の当たり前の行為だと思います。ユニセフ募金、盲導犬募金、だから優しい心の呼びかけは、私達自身の心も豊かにしてくれるのです。自然の恵みの中に生き、当たり前の事を当たり前に行動する心、それがちょっと遠くに聞こえる言葉、社会貢献であり、地域貢献であると私は考 えています。だからこそ小さな行為、小さな一歩から道を続けて行きたいと思っています。
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